東海地区大物機械加工懇談会

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2025.04.26

2025年度 定期総会を開催

2025年度第45回定期総会を4月25日に名古屋市内のホテルで開催しました。定期総会に先立ち行われた2025年度第1回理事会では、新役員体制移行への承認がなされたほか、2024年度活動及び決算に関する承認、2025年度予算、活動方針に関する確認と承認がなされました。

定期総会には36人の会員が出席。総会では、議長より示された2024年度活動結果や会計報告、2025年度事業計画、事業予算などの議案に対し、すべてが承認されました。

基調講演では、冨士精工の内部監査室堀部徹哉室長に「家康、あいちものづくりの端緒を開く」をテーマにご講演いただきました。堀部室長は就業後や休日を使い、郷土史や愛知県のモノづくり産業の歴史について調べているとのことでした。「人気武将の多くは領国経営面で優れた実績を残している。徳川家康も例にもれず、故郷の愛知で多くの地域振興策をうたった。普段あまり語られることのない領国経営者である家康の功績と、ここから育った愛知のモノづくり産業との関係を紐解いてみたい」として講演はスタートしました。

家康が実行したさまざまな施策を検証し「1610年に名古屋城を築城し、16年にかけて遷府を行い、6万人、67町、100の寺社がすべて清州から名古屋に移された。この『清州越し』によって、木工業が活性化し各種インフラ整備や日用品、工芸品が産業として成立するようになった。」このほかにも、美濃に移住した陶工を家康公御用として名古屋に近い瀬戸に呼び戻した「竈屋呼び戻し」などを紹介。「これらは後の起業家らによって有名な産業資源として活用され、機械、陶磁器、繊維といった日本を代表するモノづくり産業に結実している。現在、愛知県のモノづくり産業が進める取り組みも、家康の敷いたレールの上で展開されていることになるのでは」と締めくくった。

懇親会には、40人の会員が参加。武山新理事長の乾杯の発声で宴はスタート。終始和やかな雰囲気のなか、貴重な情報交換の場として盛り上がっていました。